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建礼門院右京大夫集 現代語訳

198 さることの

いつも同じことばかりを何度も思って、自分の心に物を忘れるということがあってほしいものだと、常に思うが甲斐なくて、

さることのありしかとだに思はじを思ひ消(け)てども消(け)たれざりけり

そのようなことがあったのかとさえ思うまいとするのに、思いは消してもなお消すことができない。

 


メモ

 


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